【証】2010年夏STMチーム2 :パトリック・クー

パトリック

私は台湾に生まれ、幼少の頃多くの年月をそこで過ごしました。その間、私はたくさんの時間を祖母と一緒に過ごし、教会へ連れて行ってもらいました。私はそんなに注意深くメッセージに耳を傾けていたわけではありませんが、神がおられることを私の日々の暮らしの中に生きて働いておられることがわかりました。子どもの頃、私はまたキリスト教以外の道徳的で精神的な原理も教えられましたが、それらがわたしの心を正しくすることはありませんでした。そのうち私は家族と共に町に引越し、母は私を教会に通わせました。私が成長してだんだん自分の頭で物事を考えられるようになってきたとき、私は自信過剰でプライドが高く尊大で自己中心的な人間になってきました。まるで子どものように私は天国と地獄の存在同様、私にいのちを与えて下さった神様が存在しておられることを理解していました。

けれどもまだ聖書の福音にはっきりと述べられていることに反して、私は自分の行いや自分独自の善悪を見極める力が十分なものであると感じていました。私は自分が正しいと思っていたことを行っていたので、天国に行く資格があると思っていました。私は善良な人間になるために一生懸命に働くことが神様の目から見て私に求められている唯一のことだと感じていました。このような自分勝手な思い込みを抱いて、私は人生の大半を送ってきました。プライドに突き動かされて私は人目に見て、教養においても社会性においても非のうちどころのない振る舞いをする人間になろうとしてきました。自分はいつも正しいので、他の人は間違っているに違いないと感じていました。それゆえに、自分の人生において受け入れられる権威は自分をおいて他にないと思っていたのです。

私は友だちや家族や先生たちや教会の指導者たちなど、周囲の私を矯正し、正しい方向に導こうとする人々と言い争ってきました。このような私の高慢さは止まることなく年々ひどくなり、最悪の状態となりました。私はかたくなな思い込みや願望のために神様に逆らっていつも学校で口論し争ったり、生活上、礼儀正しく権威のある人たちともめたりしてきました。転校を繰り返しトラブルを重ねてきましたが、その原因が自分の態度にあるとは思っていませんでした。この間も神様は私に主のご臨在を教えてくれた教会の兄弟姉妹たち同様、みことばを通して誠実に優しく、私に働きかけてくださいました。

アメリカへ移住してからも私は教会に通い続け、青年たちとの交わりに加わりました。教会でリーダーたちは常に私に励ましを与え、真のクリスチャンであるということはどういうことかを私が考えるように働きかけてくれました。彼らは私が毎週教会に通ってくるものの、クリスチャンではないということを知っていました。彼らは多くの時間をかけて私を教え導いてくれました。それは真のクリスチャンであるということは私の長年の教会生活がそうであったように、ただ頭の中の知識だけによるものではないということを私に解らせてくれるためでした。

私に求められていたことは私の人生の主権者として神様を受け入れること、みことばに従って生きていくことでした。神様に対する完全な理解と知識において成長していくにつれ、私は自分の罪深さや自分が神の御前においてどうあるべきかということも分かるようになってきました。これまでの私は神を信じたくないという願望と自己中心的な行動によって善悪の判断がつきにくくなっていたのです。

13歳の誕生日の一週間前、私はこれまでなんと神様に不従順にそして見せかけだけのクリスチャンとして偽善的に生きてきたことに気づいて悩みました。そのときでした。私がもう自分勝手なプライドや誤った善悪を判断する力に支配されて生きていくことはやめようと決意したのは。そしてこれからは神様に全く従順に生きていこうと。そして全能の主のみこころに人生のすべてをお委ねしようと。その日私はイエスさまを救い主として、わが主として私の人生に受け入れることを決心しました。

私はこれまで自分の基準によって天国に行けるものと思っていました。もし天国が存在するのならそこに至る道を歩み続けて行こうと思っていました。今にして思うことは今までの私は傲慢で、すべてのものをお造りになり生かし続けてくださる主権者としての神様を崇め讃えていませんでした。

もし私が主が与えてくださったみことばの代わりに自分の基準によって、イエスさまをいまだ生き続けておられるわが主として受け入れると言うならば、私はイエスさまをわが主として受け入れようとはしていないのです。もし私の信仰が私の心の在り方を変えていかないものであるならば、私は自分の信仰を吟味する必要があります。今や、私の救いの保証が私の弱さの中にあるのではなく、神様の恵みと力の中にあると言うことができて私はうれしいです。
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